ながあめと2ひきのかえる
千秋まみこ・作/絵
働きもののピョンタは、元気に畑を耕し、野菜や木の実を育て
ながら、ほかの動物たちと仲良く暮らしています。
一方、怠けもののケロドンはいつもぐうたらおやつを食べて、
意地悪ばかり言っています。そんなある時長雨が続いて…。
昨年の夏は、ひどい高温に台風、土砂災害など、異常気象に
日本中が苦しめられ、大きな被害や痛みを受けた年でした。
土砂災害は、状況により、なかなか避難のタイミングを考える
のが難しいものです。だからこそ、起きうる被害に対する
しっかりとした知識を持ち、自分の置かれた環境や状況を
正しく判断して行動することが大切です。
小さな子どもたちにはまだまだ自分たちだけで判断して
行動することは大変難しいと思うのですが、未来ある
大切な命を守るための注意喚起として、長雨や大雨によって
起こりうる土砂災害のことをわかりやすく考えてもらう一助として、
ぜひ読んでもらいたい紙芝居です。
☆千秋まみこ
(SENSHU MAMIKO)
東京都在住。
東京造形大学 造形学部デザイン学科卒業。
あとさき塾18期生。
イラストレーターズ通信会員。
小学館・ベビーブックや
フレーベル館・キンダーブックじゅにあ、
小峰書店「心をはぐくむ小学校劇」など、
児童向け書籍や雑誌の挿絵を中心に、
パッケージ、雑貨、キャラクターデザイン等、
幅広く活動。
紙芝居作品は本作が初めて。