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ひとりぼっちのイグアナが はじめて感じた思いとは……
ともだちのなまえ
内田麟太郎 作 はしもとみお 彫刻・絵
小さな島にすむひとりぼっちのイグアナ。
ある日、傷ついたカモメが空からおちてきて、ふたりは出会います。
心やさしいカモメは、イグアナにいろんな質問をして、イグアナ自身も気づいていない孤独やさびしさを理解します。
そしてイグアナによりそい、春の歌をうたい、遠い国の話をしてくれるのでした。
しかし、とうとうカモメが旅立つときが。別れの日、イグアナの胸におしよせた思いとは……。
はかなくも眩しい出会いと喪失の物語です。
詩人で絵本作家の内田麟太郎さんと、動物肖像彫刻家として絶大な人気を誇るはしもとみおさんの初めての絵本です。
内田麟太郎(うちだ りんたろう)
1941年、福岡県生まれ。詩人、児童文学作家、絵詞(えことば)作家。詩集『ぼくたちはなく』(PHP研究所)で三越左千夫少年詩賞受賞。『さかさまライオン』(絵・長新太 童心社)で絵本にっぽん賞、『うそつきのつき』(絵・荒井良二 文溪堂)で小学館児童出版文化賞、『がたごとがたごと』(絵・西村繁男 童心社) 『すやすやタヌキがねていたら』(絵・渡辺有一 文研出版)で日本絵本賞を受賞。ほかの主な作品に「おれたち、ともだち!」シリーズ(絵・降矢なな 偕成社)など多数がある。
はしもとみお
1980年、兵庫県生まれ。動物たちのそのままの姿形を木彫りにする動物肖像彫刻家。各地の美術館や本屋などで木彫りの動物たちと触れあえる展覧会を開催し、人気を博す。原寸大の動物彫刻のほか、ミニチュア彫刻、動物のカプセルトイの原型制作、動物のイラストなども手がける。彫刻の本に『はしもとみおの木彫り教室』(K A D O K A W A)『はしもとみお猫を彫る』(辰巳出版)など。絵本作品に『おもいででいっぱいになったら』(KISSA BOOKS)がある。