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噛むってだいじ!
もぐもぐかめかめ
きたがわめぐみ・作/絵 管谷章世(保育士)・監修
もぐらさんともぐもぐ! かめさんとかめかめ! まーちゃんと一緒に「噛む力」をしっかりつけていきましょう。監修はベテラン保育士の管谷章世さん。食べることの楽しさや噛むことの大切さを伝える赤ちゃんのための食育絵本です。
きたがわめぐみ
神奈川県出身。保育の専門学校を卒業後、幼稚園教諭として就職するが骨折のため退職。入院中「めぐみせんせい、がんばってね!」と子どもたちにもらった絵が嬉しくて、自分でも絵を描いてみる。もっと嬉しくなってしまって絵を描きはじめる。作品に『3びきのろしありす』『おトイレさん』『おトイレさんびょうきになる』『おまるちゃん』(いずれも教育画劇)『カレーちゃん』『おもちちゃん』(ともにアリス館)『バスまってる』(えほんの杜)『にっぽん いいもの みてみて大会』(理論社)『そのとき うんちは どこにいる?』(日本看護協会出版会)など。船とフルーツサンドと鴨南蛮が好き。
管谷章世(すがやあきよ)
保育士。保育園・家庭的保育事業に携わる。絵本と音楽を通して感性を育み、成長と子育てを見守りたいという想いで「グループ・アリス」を設立。親子の遊び広場や保育士の研修会を開催し、噛むことの大切さをはじめ、より良い保育を考え伝える活動を続けている。
監修者より
かむことには、いいことしかありません!
いっぱいお口を動かして、楽しくお食事していますか?
食べることを楽しめることは、しっかりかめることでもあります。
よくかむことは、食感を楽しみ、食材本来のおいしさを味わうことができます。食べものが細かくなるので、消化吸収がよくなりますし、誤飲窒息を防ぐこともできますね。
また、かむことで脳に刺激がいくと、脳に流れる血液の量が増えるので、脳が活性化します。
あごが発達するので発語にも効果があり、だ液が増えて虫歯の予防にもなります。
このように、かむことはいいことづくめなのです。
しっかりかめるようになるのは、幼児食の始まる1歳半頃からですが(個人差があります)、離乳食の頃から声がけをして、かむ練習をするとよいといわれています。
幼児食は、まずはやわらかいものや、小さいものからはじめましょう。手づかみで食べる楽しさを知るのもその頃。自分で食べたいという意欲もでてきます。
自分で食べられることは、自信につながり、心地よく、「食べることは楽しい!」ということにつながっていきます。
「かむことの絵本が欲しい」というお話をしたら、きたがわさんがこんなに楽しい絵本を作ってくださいました。
この絵本には、「もぐもぐ「かめかめ」のほかに、「あーん」や「ごっくん」、「どうぞ」や「おいしーい!」など、食事中にかける言葉がたくさんでてきます。
お食事の時間にお子さんにたくさん声をかけてあげながら、楽しく「もぐもぐかめかめ」してください。