ツノ対アゴ
4巻
高畠那生・作/絵
昆虫界の最強の双璧、カブトムシとクワガタムシ。
強面で手ごわそうなカブトムシとクワガタムシが、
これから対決するの!?
両者ぐっとにらみあいます!
緊迫の一瞬、けれど、二人はお互いに
「アゴ、うらやましいぜ」
「ツノ、かっこいいじゃないか」
と相手の武器をほめはじめましたよ……。
日本絵本賞受賞作家として、
押しも押されぬ人気絵本作家となった
高畠那生さんの、
初めての紙芝居作品をお届けします。
さすが高畠那生さん、一筋縄ではいかない
おもしろさの紙芝居が出来上がりました。
まるで西部劇のように緊張感のあるお話、
かとおもいきや、
カブトムシとクワガタムシの見せる意外な一面を
思いっきり笑ってもらえたらうれしいです。
大事なツノとアゴがカパッ! パカッ!と
取れてしまう瞬間の面白さを
ぜひ迫力の大画面でお楽しみください。
高畠那生(たかばたけなお)
1978年岐阜県生まれ。絵本作家。
東京造形大学美術学科絵画専攻卒業。
第4回ピンポイント絵本コンペ入選。
第25回講談社絵本新人賞佳作。
2003年、『ぼく・わたし』(絵本館)で
絵本作家としてデビューする。
『カエルのおでかけ』(フレーベル館)で
第19回日本絵本賞を受賞。
主な作品に『チーター大セール』『でっこりぼっこり』
(いずれも絵本館)、『だるまだ!』『カッパのあいさつ』
(いずれも長崎出版)、『クリスマスのきせき』(岩崎書店)、
『はたらくんジャー』(文・木坂涼、フレーベル館)、
『せきとりしりとり』(文・サトシン、文溪堂)、
『いぬのムーバウいいねいいね』(講談社)
『ねずみくんをつかまえて!』(文・みきすぐる、教育画劇)、
『おまかせツアー』(理論社)、
『ぞうの金メダル』(作・斉藤洋、偕成社)、
『飛んでった家』(作・クロードロワ、訳・石津ちひろ、
長崎出版)など多数。