「ほかの国々との共生」がテーマの紙芝居
とりと けものの かっせん
4巻
カワダクニコ・文絵
『とりと けものの かっせん』は、広島県をはじめ、中国地方に伝わる民話です。
鳥の国と獣の国が戦争をはじめた原因は、獣の国の動物がウグイスの巣をけちらし、大切な卵を壊したことでした。
ちがう国の者同士が、同じ世界で共に生き、暮らすには、お互いの大切なものを尊重し、決して傷つけたり、奪ったりしてはいけません。わたしたち人間の世界でも、それは同じなのではないでしょうか。
だれかと共に生きていくには、どんなことが必要なのかを感じられる紙芝居です。
1978年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒業後、デザインの仕事をしながらイラストレーターに。2011年『ねこのにゃーた うみへいく』で第17回おひさま大賞優秀賞受賞後、『ねこのにゃーた 』(小学館)で絵本デビュー。作品に『おばけえん』(最上一平・作 教育画劇)、『にゃんたる刑事』(PHP研究所)、『ワニくんのながいかお』(日本マクドナルド)など。紙芝居に『ごろたのこどものひ』(教育画劇)がある。